【絶対に損したくない人へ】全世界株式がオススメな3つの理由

こんにちは、Massaです。

今回は、全世界株式がオススメな理由についてお話していきます。

「貰える年金は減るみたいだし、金融庁は2,000万円問題とか言ってるし、何かしら資産形成をしないとヤバそうだ!でも損はしたくない!何をやったらいいか分からない!」

今回の投稿は、そんな方に初めの一歩目を踏み出してもらえるような内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

今回の投稿では、全世界株式がオススメな3つの理由について解説をしていきます。

全世界株式がオススメな理由の一つ目は、分散できるということです。

「全世界株式」「全世界株式」とは言いますが、一体これが何物なのかと言いますと、正確に言えば「全世界株式型の投資信託」のことを言っています。

つまり、全世界にまんべんなく投資ができる投資信託です。

そもそも「投資信託とは何か」、というところからオサライをしていきましょう。

投資信託とは、国内外の株式、国内外の債券、国内外のリートなど、金融資産を詰め合わせたものです。

投資信託のメリットというのは、個別の株式とは違って、一つの商品を買うだけで分散投資ができるという点です。

もし特定の銘柄の株式だけで分散投資をしようと思ったら、何種類もの銘柄を購入することになり、時間も手間もかかる上に、相当な資金が必要となりますが、投資信託であれば一つの商品を買うだけ数百・数千の投資先に分散することができますので、手軽に分散投資をすることができます。

その中でも今回のトピックスとなるのは、国内・先進国・新興国まで全てを含めた全世界株式型の投資信託になります。

つまり全世界株式型の投資信託というのは、一つの商品を買うだけで、世界中に投資ができてしまう優れモノです。

分散投資というと、もしかしたら国内の株式でいくつかの銘柄に分散することをイメージしていた人もいるかもしれませんが、投資先を国内に限定する必要は全く無くて、寧ろ海外の方が株価は成長していますし、色んなエリアに分散できますので、とにかくまず、「今は全世界に手軽に分散できる時代なんだ」ということを知っていただきたいと思います。

個別の株式をいくつか買ったとして、もしもその会社が倒産してしまったらその株式は紙屑になってしまって、私たちにとっては大きなダメージになってしまいますが、分散できているのならば、もし1社・2社が潰れたとしても大きなダメージにはなりません。

それが全世界となれば、投資先の数は3,000社以上にも及びますので、1社・2社が潰れても影響は微々たるものです。

今、私たちが日本に居ながらにして投資できる全世界株式というと、大きく二つに分類されます。

一つは世界の大型株・中型株の約3,000社に投資するもの、もう一つは世界の大型株から小型株の8,000社に投資するものです。

全世界株式の株価指数にはメジャーなものが2つありまして、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」「FTSE グローバル・オール・キャップ・インデックス」のどちらに連動する投資信託なのかによって投資先の数が決まってきます。

3,000社といっても、これで世界の時価総額の約85%に相当しますし、8,000社となると世界の時価総額の約98%に相当します。よって、どちらも世界に広く分散投資をすることができます。

ということで、全世界株式のメリットの一つ目は、一つの商品を買うだけで、色んなエリアの色んな会社に分散投資ができるという点でした。

全世界株式がオススメな理由 その2

全世界株式がオススメな理由の2つ目は、放置できるという点です。

ここまでお話してきましたように、分散というのは投資の基本です。もし個別の株式で投資をしようと思ったら、投資をする前に会社四季報や色んな媒体でかなり研究をして、投資を始めてからもその会社の業績がどうなっているのかをマメにチェックしなければなりません。

それに、いつもいつもその会社の株価の動きが気になってしまって、仕事とか趣味とか、おそらく手につかなくなってしまうと思います。自分の財産が投資先の株価によって決まってしまうわけですから、それはそうです。

多くの方がお仕事やそれぞれの役割をこなしながら投資もやっていくことになりますので、そこまでの時間は割けませんし、正しい投資判断ができているのかも定かではありません。

なのでどの会社に投資するのかというのは、投資信託で広く分散して、ファンドマネージャーというプロににお任せしてしまうのが、手間もかかりませんし、間違いが起きる可能性は一番低いと思います。

そして、放置の極みである、「リバランス」についてお話しましょう。

ここでは、2011年の全世界株式と2021年の全世界株式を比較します。

組入れ銘柄のTOP10を見てみますと、2011年の段階ではエクソンモービルやロイヤルダッチシェル、シェブロンといったエネルギー関連の銘柄がTOP10に入っていましたが、10年後、2021年の段階では、そういった銘柄はいなくなって、Apple, Microsoft, Amazon, Facebook, Alphabet(つまりGoogle)など、まさに今をときめくIT企業が上位を占めるようになっています。

これは、投資信託では時価総額の変化によって勝手に銘柄の入替えをやってくれるからです。世界の中で調子のいい銘柄を多く組み入れて、調子の悪い銘柄の組み入れ比率は下げるという調整を勝手に行ってくれます。

このような銘柄の入替え作業を「リバランス」といいますが、全世界株式ではこのリバランスを全世界株式レベルで行ってくれます

ちなみにですがこの場合、10万円を投資したら、2,800円はアップルの株を買うことを意味します。常に調子がいいところに多く投資できるように自動的に調整してもらえるというのは安心ですね。

そのように時価総額に応じて組み入れた結果ですが、2011年の段階ではアメリカが占める割合が43%だったのに対して、2021年ではアメリカが58%にまで比率を上げています。

全世界株式といっても、今や6割近くをアメリカが占めているのが実態です。

これを見て、「これって分散投資って言えるのか?アメリカに集中投資してないか?」と思われるかもしれませんが、大丈夫です。

今申し上げたように、これはあくまで、それぞれの銘柄を時価総額に応じて組み入れていった結果だからです。

「時価総額加重平均」というと難しく聞こえてしまいますが、つまり調子が良くて時価総額の大きい銘柄は多く組み入れて、時価総額の小さい銘柄は少なく組み入れるということです。

今は時価総額の大きい会社がアメリカに多く存在しているので、結果的にアメリカの比率が大きくなっていますが、今後もしもアメリカの銘柄の調子が悪くなったらアメリカの比率は下がりますし、他の国から調子の良い銘柄が出てくれば、その国の比率が上がります。

なので2021年現在では、アメリカが約6割を占めるというのが、経済の規模からすると適切にバランスが取れた配分だということになります。

なので私たちは一度、全世界株式に積立投資をする設定をしてしまえば、あとは放置。やることはありません。

投資の方法には、今ある資金を一括で投資する「一括投資」と、毎月決まった額を投資していく「積立投資」がありますが、どちらにおいても放置です。勝手に膨らんでいきます。

とは言え、投資初心者の方が始めるべきは、やはり少額から始められる「積立投資」だと思います。

なので投資する金額と購入する投資信託の商品を決めて、積立設定をしてしまったら、あとは放置です。

用心深い方は、「本当に放置でいいのか?」「そんなことあるのか?」と思うかもしれませんが、あくまで放置です。

これまでの検証で、ちゃんと資産が増えていた人の特徴というのは、皆さん、何だと思うでしょうか?

それは、第二位が投資の事を忘れていた人第一位が亡くなった人だということが実証されていますので、如何に放置することが重要かが分かると思います。

いまや多くの証券会社で、毎月、自動で積立投資するような設定をすることができます。

一度設定をしたら、余計な感情を入れずに淡々と積立投資をしていくことが基本中の基本です。

米国株式や先進国株式でも、一度、始めたら変にいじらないことが基本にはなりますが、全世界株式の場合は世界レベルでリバランスもやってくれるので尚更です。

全世界株式がオススメな理由 その3

では最後、全世界株式がオススメな理由の3つ目は、全世界株式は成長し続けるという点です。

ここまでお話した「全世界に分散できる」ですとか、「全世界株式は放置できる」というのは、あくまで全世界株式が将来に渡って成長していくという前提にたった上での話ですので、全世界株式が今後も成長していくという考えを持てないのであれば、投資はできません。

ただ、もちろん私は、全世界株式が今後成長していくという前提に立っているので、このように全世界株式をオススメしています。

では、どういった理由で全世界株式は成長を続けると判断しているのかと言うと、ザックリ言ってしまえば、世界の「人口が増え続ければ、経済は成長して、時価総額は増え続ける」ということです。もう少し詳しく解説していきます。

これまでの全世界株式の推移を確認しておきましょう。これは大変有名なジェレミー・シーゲル教授が作成したグラフになりまして、1802年から2003年の201年間で株式や債券、現金など各金融資産の価値がどう推移してきたかを表すものです。

このグラフから分かるのは、この中で株式は物凄い値上がりしていて、株式は201年間で約60万倍上がっていたということです。

201年間で60万倍というというのを年率に換算しますと、年率はおおよそ7%ということになります。

全世界株式のリターンは年間5%から7%と聞いたことがあるかもしれませんが、シーゲル教授のグラフとも辻褄は合っていることになります。

ここでは「株式は過去からずっと成長している」ということをまず認識してもらいたいと思います。

では、株式は何によってこんなに成長してきたのかといいますと、それは人口です。人口と共に株式は成長してきました。

世界人口はどんどん増えています。

意外に思うかもしれませんが、1950年の段階では世界人口は約25億人でした。97年に50億人に達して、現在21年では78億人になっています。2050年には98億人、2100年には約110億人になるというのが、国連が出している予想です。

実はこの約110億人というところで世界人口は頭打ちになると考えられていまして、その後はあまり増えなくなるという予想がされています。

これは何故かといいますと、人口が増えるのは基本的には発展途上国になりますが、2090年あたりになると、それまで発展途上国だった国が成熟し切ってしまって、人口が増えなくなると考えられています。

日本もまだ成長段階にあった時代ではベビーブームなどで人口が増えていましたが、どんどん技術力が上がって、国が成熟していわゆる「先進国」になったら、人口の増加に歯止めがかかります。

成熟する前は、結婚して子供を持って、あとは同じ会社でずっと働くとか、家事に専念するといったスタイルが広く取られていましたが、成熟して先進国になるとそれ以外にも選択肢が出てきます。

フリーランスで働いたり、転職したり、海外に移住したりと、色々な生き方が出てきます。なので先進国では人口が増えなくなります

人口が増えるのは発展途上国ですが、ただしその発展途上国もいつかは成熟した状態になっていきますので、人口はどこかの時点で頭打ちになって、そこから人口は伸びなくなっていきます。それが2090年頃の110億人ぐらいだと予想されています。

逆に、2090年ぐらいまでは世界人口は増加し続けるので、経済は成長して、時価総額は増加していくということです。

なので、これからも当面、世界人口が増えていくと予想される現代というのは、まさに投資をするには絶好の時代だと言えると思います。

ほとんど「勝ち」が見えている時代なのに投資をしないのは、大変勿体ないと思っています。

人口が増えれば色んなモノの需要が増えます。食事、家、服、趣味や娯楽など、色んなモノの需要量が増えます。

需要が増えれば使われるお金が増えるので、企業が受け取るお金、つまり売上も増えます。

世界の企業の売り上げが増えれば、世界の企業の「価値」の総額は増え続けます。もちろん中には売上や価値が下がってしまう企業も出てきますが、世界全体で見れば企業の「価値」の総額、つまり時価総額は増え続けます。全世界株式の価格は上がり続けるということです。

全世界株式がオススメな理由 まとめ

全世界株式は、この上なく分散ができる、放置できる、成長し続ける。こういった特徴がありますので、全世界株式に投資しておけば、実に手堅い投資をすることができると考えられますので、「損をしたくない」「でも何からやっていいか分からない」という方は、全世界株式から始めるのがイイでしょう。

皆さんの参考になればと思います。

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