【手数料お得!】先進国株式 オススメ商品 先進国株式 Twitter Facebook はてブ Pocket LINE コピー 2021.09.02 2021.02.12 こんにちは、Massaです。今回は先進国株式のオススメ商品についてお話したいと思います。先進国株式は手数料がとても安くなっていますので、その点を重点的に解説していきたいと思います。 今回お届けする内容はこちらになります。まず、先進国株式というのがどういうものかをオサライしまして、先進国株式の商品商品ラインナップを見てみましょう。その後、本題に入りまして、注目商品をピックアップした上で、投資対象の違いやパフォーマンスの違いを比較していきたいと思います。そして最後に、全世界株式と比べて、手数料はどうなっているかを見てみます。それでは、内容に入っていきましょう。 目次 先進国とは?全世界株式との比較先進国株式型の投資信託 商品先進国株式の商品 ザックリイメージ先進国株式 投資対象国先進国株式 投資対象銘柄先進国株式 純資産額先進国株式 口数先進国株式 基準価格先進国株式 リターン比較先進国株式 手数料比較先進国株式 手数料推移全世界株式との手数料比較先進国株式 まとめ 先進国とは? まず、先進国とはどの国を指すのか、ですが、実は先進国の定義は曖昧で、MSCIやFTSEといった金融サービス会社の判断によっても、先進国に区分けされる国々は異なります。 全世界株式との比較 先進国株式のおさらをする上で、全世界株式との比較をすることで概要を捉えていきましょう。各エリアにおいて、MSCIやFTSEが算出する株価指数が広く用いられておりまして、全世界株式・先進国株式でも両者が算出する株価指数が用いられています。全世界株式では先進国・新興国を含む50ヶ国あるいは49ヶ国が対象とされており、特にFTSE・グローバル・オールキャップ・インデックスの66兆ドルというのは、世界の時価総額のほぼ100%をカバーするものです。これに対し、先進国株式の対象は22ヶ国あるいは25ヶ国となっており、世界の時価総額の70%あるいは90%をカバーしています。全世界株式と先進国株式の一番の違いは新興国を含むかどうかですが、先進国株式は新興国を含まない分、アメリカにその比率が寄せられているという点には注目すべきだと思います。そして先進国株式の中でも、MSCIは日本を含まない一方、FTSEは日本を含んでいます。よって、日本の投資信託でも商品ごとに、連動する株価指数が異なるため、日本を含む・含まないの違いがありますので、商品選びの際には注意が必要です。後ほど詳しく解説いたします。 先進国株式型の投資信託 商品 それでは、先進国株式型投資信託の商品群を見ていきましょう。ここでは、積立NISAで購入できる商品のみを挙げていますが、それでも、18個の商品があります。上の17個はMSCI Kaikai Indexをベンチマークとしているため投資先に日本を含まない一方、唯一SBI雪だるまだけはFTSE・グローバル・オールキャップ・インデックスをベンチマークとしているため、投資先に日本を含んでいます。数ある商品群の中から、どれを買うべきかを決める基準としては、やはり純資産額と手数料に注目をすべきだと思います。純資産額の観点からは、eMAXIS Slim 先進国株式とニッセイ外国株式が桁外れの額となっており、注目したいと思います。また手数料の点では、たわらノーロード、そしてSBI雪だるまに注目したい所です。今回は、この4つの商品に焦点を当てまして、各項目の比較をしていきたいと思います。 先進国株式の商品 ザックリイメージ まずは、4つの商品のザックリなイメージをお伝えしていきます。投資対象とする国や銘柄は、どの株価指数をベンチマークとするかによって、おおよそ決まってきます。まず、eMAXIS Slim、ニッセイ、たわらの3商品がベンチマークとしているMSCI Kokusai Indexは、先進国22ヶ国の大型株から中型株の約1,300銘柄を対象とするもので、全世界の時価総額の約70%をカバーします。厳密には投資対象の銘柄や組み入れ比率は、投資信託の商品とベンチマークとでは多少異なるのですが、eMAXIS Slim、ニッセイ、たわらなどを購入する場合には、「先進国22ヶ国の約1,300銘柄に投資をするもの」だと思っていただいて大方、宜しいかと思います。一方、SBI雪だるまが連動するフッツィー・グローバル・オールキャップ・インデックスは、先進国25ヶ国の大型株から小型株の約5,600銘柄を対象としており、全世界の時価総額の約90%をカバーします。こちらについても、実際にSBI雪だるまが対象とするのは約4,700銘柄ですので、厳密にいえば投資先はベンチマークとは異なります。ただし、インデックス型の投資信託はベンチマークに連動したパフォーマンスを目指しますので、ベンチマークの概要を把握しておけば、4つの商品のザックリなイメージを掴んでいただけるものと思います。 先進国株式 投資対象国 各商品、投資対象とする国の比率を見てみましょう。MSCI Kokusai Indexに連動するeMAXIS Slim、ニッセイ、たわらでは、アメリカが約70%を占めており、イギリスが4~5%、フランスが3~4%といったように続いていまして、これら3つの商品では、投資先の国に大きな差はないことがお分かりいただけるかと思います。 そしてSBI雪だるまについては少々複雑なのですが、この商品はアメリカのETFを通じてアメリカ・その他先進国の株式市場に投資する仕組みとなっておりまして、米国株を集めたシュワブUSブロード マーケットETFを6割、米国以外の先進国株を集めたSPDR ポートフォリオ・developed・ワールド ex US ETF(通称:SPDW)を4割、組み合わせたものです。SPDWにおいては日本が約23%を占めておりますので、2つのETFの組み合わせ比率を考慮しますと、アメリカが60%、そして日本が9%を占めることとなり、イギリスやその他先進国が続きます。 先進国株式 投資対象銘柄 具体的な銘柄についても見ておきましょう。各商品の組み入れ銘柄のうちトップ10を示しますが、アップル、マイクロソフト、アマゾン、Facebook、アルファベットつまりGoogleなど、今を時めくアメリカのIT企業が上位を占めています。SBI雪だるまは米国株の比率が少し低くなるものの、同じくアメリカのIT企業が上位を占めています。尚、日本の銘柄ではトヨタがSPDWの中ではトップ10に入っています。 先進国株式 純資産額 そして、純資産額の推移を見てみましょう。ニッセイ外国株式は設定日が2013年12月と大変歴史のある商品となっていることもあり、2020年12月末現在、2,500億円に迫る純資産額となっています。そしてeMAXIS Slimも設定日こそ2017年12月と、まだ歴史の浅い商品になりますが、破竹の勢いで純資産額を伸ばしています。そして、たわらノーロードも順調と見て宜しいかと思います。SBI雪だるまは他の商品と比べると純資産額が物足りないように見えますが、設定日が2018年1月と、最も新しい商品ですので、まだこれからといったところかもしれません。純資産額が多いと何がよいかといいますと、まず一つ目は、資金が私たち投資家の手元に強制的に返されてしまう「繰り上げ償還」が起こりにくくなります。大方30億円以上の純資産額があれば、繰上償還が起こりにくいと言われていますので、純資産額が約40億円のSBI雪だるまを含めまして、ファンドとしての安定性はどの商品も問題ないものと見てとることができます。また、純資産額が多ければ多いほど、手数料を下げやすくなるというメリットもありますので、後ほど解説いたします。尚、この純資産額というのは、購入されている口数と、基準価格の掛け算によって決まるものです。 先進国株式 口数 口数の推移を見ますと、いずれの商品もしっかり右肩上がりで推移しています。特にeMAXIS Slimの口数の増え方は目を見張るものがあります。それだけ、eMAXIS Slimに人気が集まっていると言えるかと思います。ちなみにSBI雪だるまの口数が少なく見えて不安になってしまうかもしれませんが、SBI雪だるまは繰上償還の条件を「口数が5億口を下回ること」としている一方、2020年12月末現在では約30億口となっていますので、特段、問題無いものと思います。 先進国株式 基準価格 そして純資産額を形成するもう一方の要素となるのは「基準価格」です。比較のため、いずれの商品についても、SBI雪だるまが設定された2018年1月の価格を「1」とした場合、2020年12末時点で何倍になったかを示すグラフです。ニッセイ、eMAXIS Slim、たわらについては、グラフではピッタリ重なって見分けがつかないほど差がなく、いずれも1.2倍強となっています。3つの商品が重なっているのは、同じ株価指数をベンチマークとしていますので、当然といえば当然の結果となります。一方、SBI雪だるまは日本を含むフッツイーの株価指数をベンチマークしていますので、価格の推移は他の3商品とは異なります。日本の銘柄の影響や、その他銘柄構成の影響が出たと見られまして、SBI雪だるまは1.2倍弱にとどまっています。とはいえ、たった3年間だけの比較ですので、これだけでは商品の良し悪しを判断することはできないということは、ご承知おきいただきたいと思います。 先進国株式 リターン比較 なので、もう少し期間を延ばしまして、過去5年間の比較をしてみましょう。eMAXIS Slim、ニッセイ、たわらノーロードと同じくMSCI Kokusai IndexをベンチマークとするETF「iShare MSCI Kokusai ETF」とSBI雪だるまの投資対象である2つのETFでもって比較しています。こちらは配当込みのパフォーマンスを比較していますが、過去1年だけ見ればSBI雪だるまが若干上回っていますが、過去3年間および過去5年間で見ると、若干MSCI kokusaiの方がパフォーマンスで上回っているようです。この差を大きいと見るか、小さいと見るかは、投資家それぞれの判断になってくるかと思いますが、個人的には大差なしと見てによいレベルかと思います。 先進国株式 手数料比較 そして、お待たせしました。商品を選定する上でもう一つ、大きな基準となる「手数料」について見てみましょう。再度こちらの一覧表に戻ります。手数料を見る際にゼヒ気を付けていただきたい点としまして、よく信託報酬ばかりにスポットが当てられがちですが、「隠れコスト」も含めた実質コストを見る必要があります。今回比較をしている4つの商品は、いずれも年間の手数料が0.2%を下回る大変有難い商品となっています。例えば、積立NISAの非課税枠である40万円を20年間積み立てたとすると、手数料0.1%の違いで数十万円の差が出てきますので、これだけ手数料が下がってきている事は、私たち投資家にとっては大変有難いことだと思います。それでは、何がここまで手数料を押し下げているのかを考えるため、これまでの手数料の推移を拾ってみました。 先進国株式 手数料推移 そうしたところ、おぞらく、競争の原理によって手数料がここまで下がってきたものと見てとれます。今回、調べがついた限りでは、過去にはニッセイでも年率0.4%ほどの手数料が取られていましたが、数年前よりたわら、eMAXIS Slim、SBI雪だるま等、ライバル商品が出てきたことで競争の原理が働き、手数料が軒並み引き下げられており、現在では、そのニッセイも0.156%、更にはSBI雪だるまのように0.15%を下回るものまで出てきている状況です。また、eMAXIS Slimは他の商品でもそうですが、この先進国株式についても、業界最低水準の手数料を目指すと宣言しておりまして、2020年3月に信託報酬を引き下げています。今後も各ファンドとも、手数料についてはシビアに凌ぎを削っていくものと思われ、私たち投資家にとっては有難い状況が続きそうです。よって、一時的に手数料が他のファンドを下回ったとしても、各ファンドともそれに追随するものと思いますので、私たち投資家としてはすぐに安くなった商品に乗り換えるのではなく、自分が保有しているファンドがしっかりと追随するのかを見守る必要があると思います。一旦売却してしまえば、そこまでに得たリターンに対して課税されるため、払わなくてもよかった余計な税金を払うことになってしまう可能性があるため、注意が必要です。 全世界株式との手数料比較 それでは最後に、国の構成が似ている全世界株式と手数料の比較をしておきましょう。参考のため、新興国株式も載せておきます。eMAXIS Slim、たわらノーロード、SBI雪だるまからは全世界株式も出されておりまして、先進国株式の方が手数料が安くなっています。※SBI雪だるま例外と捉えた方が良さそうです。これは新興国株式の手数料が高い傾向がありますので、新興国株を一部含む全世界株式というのは、どうしても手数料が高くなるのはやむを得ないものと思います。つまり、新興国に期待して全世界株式に投資をするには、その分手数料がかかるということです。新興国に期待するのであれば、少し手数料を多く払って全世界株式を購入するのが良いと思いますし、一方、新興国には期待しないということでしたら、手数料の安い先進国株式を購入することになるかと思います。ただし、全世界株式はいずれの商品も3年ほど前から売り出されたものとなっており、まだまだ歴史が浅いため、今後、更なる競争によって手数料が引き下げられる可能性もあると思います。 先進国株式 まとめ それでは、今回のまとめに入ります。先進国株式で日本にも投資したい場合はSBI雪だるまの一択となっており、日本には投資したくないという場合には、eMAXIS Slim、ニッセイ、たわらノーロードの三択になると思います。いずれの商品も投資対象はほぼ同じで、価格推移も過去5年ほどを見る限り、大差なしと言って宜しいかと思います。手数料は競争の原理によってどれも低水準となっており、手数料についても大差なしと言って宜しいかと思います。今後もし一時的に手数料に差が出ることがあっても、安易に乗り換えると余計な税金を払うことになりかねないため、注意しましょう。全世界株式と先進国株式には手数料差がありますが、これは新興国に期待するためのコストと考えれば検討しやすいと思います。
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